Leica CM3050 S クライオスタット

大きなサンプルを扱う場合は、正確なオリエンテーションと試料送りが重要です。ゼロ位置機能を備えた精密な試料オリエンテーションは、最大 8°の x/y 調整に対応。また25mmの水平試料送りにより、再現性の高い薄切が可能となっています。

試料ヘッド用に独立した冷却システムは、温度調整と効率的な試料温度のコントロールを可能にし、脳や脂肪組織などの扱いにくいサンプルにも対応可能です。

また終日凍結切片作製を行うような場合でも、高効率の断熱材と専用の冷却システムが安定した凍結チャンバー温度をサポートします。

重要な道具が手元にあることで、切片作製に集中できます。大型の凍結チャンバー内の凍結ステージとツールトレイ、および装置上部のすぐに手が届くスペースが、整理された作業環境に役立ちます。またフットペダルつきのモータードライブにより、常にハンズフリーで標本を取り扱うことが可能です。

リセットボタンつきの合計切片厚カウンターにより、試料調製がしやすく、面ごとの素早いトリミングが促進されます。またリバースカウンターによって、予め選択した数を切片作製モードとトリミングモードの両方で実行できます。

Leica CM3050 Sクリオスタットは、作業位置が低く膝まわりにもスペースがあるため、座りながら快適に作業をすることができます。

またオプションの電気油圧式の高さ調節機能により、背の高いユーザーでも作業高さを調整し、膝まわりのスペースを確保できます。また立った状態での切片作製を好むユーザー向けにも対応した高さまで持ち上げることができます。