HistoCore NANOCUT R - 研究用、特殊アプリケーション用自動回転式ミクロトーム
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精度と多様性のレベルアップで新たなブレークスルーを目指す
研究プロジェクトにおいてブレークスルーを発見すべく、多様な試料の切片作製を行っておられる方には、NANOCUT R が最適のソリューションです。ライカ バイオシステムズの新世代ミクロトームは 145 年以上にわたって市場をリードしてきたミクロトーム設計の伝統を継承しています。NANOCUT R は生物医学研究から工業的応用に至るまで、ほぼあらゆる種類の試料を薄切またはカットすることができます。
- 光学顕微鏡、電子顕微鏡観察のための切片を作製 - 最小 250nm(0.25µm、セミシン)。
- 特殊スピンドルと拡張された低速調整機能によりセミシンセクショニング時に試料の完全性を維持
- 3D 再構成プログラム使用時に、切断面の写真撮影に最適な試料ヘッド位置で試料を正確に停止*
*3 次元再構築アプリケーション事例:IGBMC、PHENOMIN、iCS
仕様
製品仕様
一般的事項
タイプ: | 電動式 |
定格電圧: | 100 / 120 / 230 / 240 V AC |
定格周波数: | 50/60 Hz |
最大消費電力: | 100 VA |
保護クラス: | I |
電源ヒューズ: | 2 x T3.15 AL、250V |
汚染度: | 2 |
過電圧カテゴリー: | II |
最大熱放射: | 340 J/s |
作動温度範囲: | +18°C ~ +30°C |
保管温度範囲: | +5°C ~ +50°C |
作動中の相対湿度: | 20 % ~最大 80 %、結露なきこと |
保管時の相対湿度: | 10 % ~最大 85 %、結露なきこと |
寸法および重量
本体 | |
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幅(ハンドホイールと粗送りホイールを含む): | 415 mm |
奥行き(切片屑トレーを含む): | 620 mm |
高さ(上部トレーを含まず): | 295 mm |
重量(アクセサリを除く): | 約 40 kg |
コントロールパネル | |
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タイプ: | セパレート式コントロールパネルおよびハウジングに内蔵の本体コミュニケーションディスプレイ |
幅: | 119 mm |
奥行き: | 193 mm |
高さ: | 50 mm |
高さ(傾斜位): | 81 mm |
重量(本体のみ): | 0.6 kg |
ミクロトームの性能仕様
試料送り: | 約 24 mm ±1 mm |
上下動: | 70 mm ±1 mm |
標準クランプ:55 x 50 x 30 mm 大型カセットクランプ: 68 x 48 x 15 mm | |
電動セクショニング速度: | 0 ~ 195 mm/s ±10 % |
試料リトラクション | |
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手動セクショニングモード: | 5 ~ 50 µm 間、5 µm 刻み、オフに設定可能 |
電動セクショニングモード: | 速度に依存、オフに設定可能 |
試料オリエンテーション | |
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水平: | ± 8° |
垂直: | ± 8° |
切片厚設定 | |
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範囲: | 0.25 ~ 50 µm |
設定値: | 0.25 ~ 0.5 µm 間、0.25 µm 刻み |
0.5 ~ 5 µm 間、0.5 µm 刻み | |
5 ~ 20 µm 間、1 µm 刻み | |
20 ~ 50 µm 間、5 µm 刻み |
トリミング切片厚設定: | |
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範囲: | 1 ~ 300 µm |
設定値: | 1 ~ 10 µm 間、1 µm 刻み |
10 ~ 20 µm 間、2 µm 刻み | |
20 ~ 50 µm 間、5 µm 刻み | |
50 ~ 100 µm 間、10 µm 刻み | |
100 ~ 300 µm 間、50 µm 刻み |
その他の仕様
ハンドホイールバランスシステム: | |
ハンドホイールロック/ブレーキ: | 2 x 機械式ロック、1 x 電子ブレーキ |
安全ハンドホイール: | ハンドルのセンタリング可能 |
切片屑トレー | |
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タイプ | 標準切片屑トレー |
切片屑トレー容積 | 1400 ml |
選択可能なカッティングモード | |
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ロックモード: | - リトラクション有効時 |
シングルモード: | |
連続モード: | |
ステップモード: | |
プログラムモード: |
ナイフホルダー | |
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タイプ: | セミシンセクショニング - ナイフホルダー GD 樹脂試料のセクショニング - ナイフホルダー NZ または ナイフホルダー E-TC パラフィン試料のセクショニング:2 in 1 ナイフホルダー E |
縦方向: | ± 24 mm |
横方向: | 3 位置 |
横移動機能: | ナイフホルダー CE クランプトップによる |
特徴 | |
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残存送り距離インジケーター | 光学的および音響的 |
切片カウンター | |
切片厚合計表示 | |
メモリー位置 | |
高精度のセミシンセクショニングのための特殊スピンドル | |
高精度のセミシンセクショニングのために拡張された低速調整機能 | |
試料ヘッドの高精度 3D 停止位置 |
特徴
製品の特徴
精度と一貫性に優れたセミシンセクショニング
特殊スピンドルと拡張低速調整機能により、試料を破損することなく最小 250 nm のセミシンセクションを作製することができます。


広範囲のアクセサリにより難しい材料にも挑戦
NANOCUT R ではスチールまたはタングステンカーバイド製使い捨て替刃ホルダー、再使用可能ナイフのホルダー、ガラスおよびダイヤモンドナイフ用ホルダーなど多様なアクセサリが活用できます。
3 次元再構築向けのスタック技法
3D 再構成プログラム使用時に、切断面の写真撮影に最適な試料ヘッド位置で試料を正確に停止


フォースバランスシステム
試料ヘッドのバランス不良に起因するオペレーターの負傷、試料の損傷のリスクを解消します。
比較
簡易比較チャート
製品 |
![]() HistoCore BIOCUT R |
![]() HistoCore MULTICUT R |
![]() HistoCore AUTOCUT R |
![]() HistoCore NANOCUT R 現在表示中 |
タイプ | 機械式 | 半電動式 | 電動式 | 電動式 |
精密オリエンテーションシステム | ||||
フォースバランスシステム | ||||
2 in 1 ナイフホルダー | ||||
RM CoolClamp による試料の冷却オプション | ||||
標準切片屑トレー | ||||
静音リトラクション | ||||
回転方向をカスタマイズ可能な粗送りホイール | ||||
後端位置への高速移動 | ||||
メモリー位置 | ||||
電子ブレーキ | ||||
高精度のセミシンセクショニングのための特殊スピンドル | ||||
高精度のセミシンセクショニングのために拡張された低速調整機能 | ||||
試料ヘッドの高精度 3D 停止位置 |
ドキュメンテーション
ドキュメンテーション
Brochure
保証書
EU Declaration HistoCore NANOCUT R B en | (PDF) |
IFUs
White Paper
18700 Rev A White Paper HistoCore NANOCUT R High Resolution Episcopic Microscopy | (PDF) |
資料
資料
製品の特長のデモビデオ
FAQ(よくある質問)
HistoCore Microtomes
新しい HistoCore RM 静電気防止型トレーは従来の RM22xx シリーズに適合しますか?
いいえ、ミクロトームのベースプレートの寸法が相互に異なるので適合しません。
新しい静電気防止型切片屑トレーはどのようにコンタミを防ぐのですか?
静電気防止型切片屑トレーは、耐性のある静電気防止材料で作られており、トレーの壁に堆積物が付着するのを防いでいます。
新しい 2 in 1 ナイフホルダーは従来の RM22xx シリーズと互換性がありますか?
はい、ただしナイフホルダーと 2 in 1 ナイフホルダーとの組み合わせが条件となります。
2 in 1 ナイフホルダー用の新しいナイフホルダーでもバックライトは使用できますか?
いいえ、2 in 1 ナイフホルダーのベースにバックライトのための切り欠き部がないため、使用できません。
従来の RM22xx シリーズのアクセサリのうち、HistoCore RM と共用できないのはどれですか?
- 小型切片屑トレー
- 大型切片屑トレー
- 上部トレー – HistoCore RM の上部トレーは RM22xx シリーズのトレーより 40% 大きくなっています。
- 冷却装置 – 装置上部に置くには小さすぎる。ただし装置の横に置くことは可能です。
粗送りホイールをカスタマイズする利点は何ですか?
便利で、使い勝手が良いことです。粗送りホイールの回転方向をオペレーターの好みどおりに選べます。この機能は RM22xx シリーズから引き継いだもので、オペレーターは慣れ親しんだ回転方向でトリミングを迅速に行うことができます。
後端位置への高速移動機能の利点は何ですか?
試料ヘッドがフロントから後端位置へ戻る速度が、旧シリーズでは 26 秒であったのに対して新シリーズでは 13 秒に短縮されています。この迅速化により、試料ヘッドが毎回後端位置に戻るセクショニングプロセスの所要時間が短縮されます。
メモリー位置の利点は何ですか?
同じ高さのブロックをバッチ処理でトリミングする時に、MEMO ポジション記憶機能はセクショニングを迅速に行うのに役立ちます。
- まず新しいブロックをセットします。
- ブロックをブレードに近づけます。
- MEMO ボタンを押します(位置が記憶されます)。
- トリミングを実行します。
- ブロックを取り出して再冷却します。
- MEMO ボタンを押します。試料ヘッドが設定された試料交換位置に戻ります。
- 新しいブロックをセットし、位置を確認します。
- 再度トリミングを実行します。
構成
構成
下記選択肢のいずれかを選び、上の連絡先リンクから見積もり依頼を送信してください。
本体 (14052458261)
- 自動および手動モードを有する回転式ミクロトーム
- 自動電子ブレーキ
- 特殊スピンドルと拡張低速調整機能により、250 nm のセミシンセクショニングにおいて正確な試料送りが 可能です。
- 精密な 3D 試料ヘッドの停止位置により、毎回のセクショニング後に 3D 再構築のための試料切断面の写 真撮影が可能
- 標準切片屑トレーを含む
- 上部トレー